初めに
TWELITEの無線タグアプリを使おうとしたら公式ページにこんな記載がありました。
子機の設定
インタラクティブモードに入るには、M2(TWELITE 2525AはSETピン、TWELITE SWINGはSCピン)をGNDに接続し、電源を投入します。
なんですと・・・?
同じページにある親機と中継機には+++3回でインタラクティブモードに入れるとあるのに子機は今までのやり方では入れないらしい。
記載の通りGNDに接続すればいいのですが、他に方法はないかと探していると便利なものが!
OTA設定
OTAとはOver The Airの略です。
従来は専用ケーブルを接続してインタラクティブモードに入って各種設定を行う必要がありましたが、OTA設定は無線を使ってケーブル不要で設定を行う機能です。
どうやら無線で設定変更できるらしい!
ということで試してみました。
使ったもの
・TWELITE R
・TWELITE DIP(以降DIP)
・MONOSTICK
・電源TAP
・PC
やり方(概要)
公式サイトにある方法まんまです。
流れとしては
・DIPに子機用の無線タグアプリをインストール
・MONOSTICKからOTAを実施してDIPの子機を設定変更する
OTAとしてはこれだけです。
私はこの設定後にMONOSTICKを親機として使いたいので
MONOSTICKに親機用の無線タグアプリをインストール
を最後に実施しています。
また私はDIPをTWELITE Rに接続しましたが、結局DIPに電源が入ればいいはずなので
Rに接続する必要はないはずです。適当にブレッドボードで電池つなげてもできるのでは?
やり方(詳細)
01. まず無線タグアプリをダウンロードして解凍します。私はv2.0.3をダウンロードして使いました。
02. TWELITE RにDIPを接続します。
03. TWELITE RをPCに接続してDIPに子機用の無線タグのアプリを書き込みます。私は「App_Tag-EndDevice-BLUE.bin(TWELITE BLUE用子機アプリ) 」を書き込みました。書き込み方法は過去の投稿を参考にどうぞ。
書き込み後、PCからTWELITE Rを抜きます。DIPはまだTWELITE Rに接続したままです。
04. MONOSTICKをPCに接続し、MONOSTICKにOTA用のアプリを書き込みます。私は「これがOTA専用のアプリでただOTAをするためだけにあるアプリだそうです。ということは、子機にも親機にもなれないということか・・・App_Tag-Parent-BLUE-MONOSTICK.bin(MONOSTICK BLUE用子機アプリ)」を書き込みました。
※追記:OTA専用のアプリは「App_Tag-Parent-BLUE-OTA.bin」です。大変失礼しました。。
05. 書き込んだら一度MONOSTICKを抜いてから再度接続します。(MONOSTICKの再起動)
06. Teratarmなどを開いて115200でシリアル接続します。
07. +++でインタラクティブモードになり設定変更を行いSでセーブします。この設定内容が子機の設定になります!
08. MONOSTICKにシリアル接続をしたまま、DIPが接続したTWELITE Rの電源を入れます。このときMONOSTICKとTWELITE R(DIP)は適当に近くに置いておきます。試したところ50cm離れてても普通に通信できてました。
09. TWELITE Rの電源を入れると自動的に先ほどMONOSTICKで設定した内容がDIPに書き込まれます。成功すると以下のログがteratermに出力されます。
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!INF REQUEST CONF FROM 810E4653 FW_VER:2.0.3 >>> TxCmp Ok(tick=35979,req=#0) <<< !INF ACK CONF FROM 810E4653 SUCCESS 810E4653 |
※このメッセージ、5秒ごとに出力されます・・・。何度も書き込んでくれているんでしょうかね。。このメッセージ1回でればいいのでMONOSTICKの黄色と赤色LEDが光ってないときに抜きました。
以上でOTAを使用した無線タグアプリ子機設定変更は完了です。
最後に
説明すると長くなりますが実際に手を動かしてみると楽です。
実際の動作確認は次回の投稿で。
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